ヴァイオリン製作科
ヴァイオリンを作る喜びを感じて
自己表現から自己超越へ
ヴァイオリンはオーケストラの中でも最も美しい楽器。その楽器を製作するということはとても誇らしいことでもあります。ヴァイオリンを作るということは、自分の自己表現にも繋がっていきますし、一生をかけて追求していける仕事の一つでしょう。そんな素晴らしい仕事をやり続けられるように探究心、追求心、そしてハングリー精神をしっかりもって取り組んでいきましょう。努力の分だけ自分の糧となっていきます。
特色
ヴァイオリン製作に関する製作、修理、修復の基礎を学びます。道具の使い方から始まり、職人としてどんな心構えが大切か学んでいきます。技術、知識だけでは良いヴァイオリン職人にはなれません。
そしてヴァイオリン職人の仕事は様々な分類があります。自分にあった職人スタイルを見つけることが重要です。製作をメインにしたり、調整をメインにしたりと自分の好きなスタイルを考え、そのジャンルを決めたらその分野を徹底的に学んでいき、自分の専門分野として確立していきます。
常にヴァイオリン業界の全体を見つめながら自分のスタイルを発見していきましょう。
カリキュラム一例
- ■ 製作・調整
- 1台のヴァイオリン製作を通して木工の基礎、ニス塗り、駒製作、指板製作等
- ■ 修理
- 製作,調整、修理のカリキュラムが完了している場合 / SPP魂柱割れ復元、継ぎネック、ニスリタッチ等
- ■ 弓
- 製作、調整のカリキュラムが完了の場合 / 毛替え、修理調整基礎等
取得可能資格・進路
- ■ 弦楽器専門店
- ■ 弦楽器製造会社
生徒の声
私は4年制の大学に行っていましたが将来の仕事についてあまりイメージができませんでした。そこで思い切って自分が一生やりとげられることをしたいと思い、ヴァイオリン製作科に入学しました。
ヴァイオリン製作では木工技術の細かな精度が求められ大変ですが、美しい見た目・音色が出せるヴァイオリンを作れるように頑張ります。